2019年 08月 01日
時の流れの速さに |
暑いを通り越して熱いですな。団扇、扇風機、すだれで過ごした子供時代の夏がなつかしい。暑い、エロで鳴らした悪友曰く、「暑つうてもええけど、情緒がなくなったな」「そうか、天神祭りなんぞで、若い子の浴衣、ええとおもうけどな」「それはそやけど、大阪の北の夏いうたら、今のヒルトンや丸ビルのあたりやで」この辺りは、開発が進む前は古い繊維問屋街。夕刻になるとお姉さんをかなり老けさしたお姉さんたちがたむろする。縁台にシミーズ一丁で、立膝座り。うちわをせかせか動かしながら、「兄ちゃん、安すうしくで」といざなう。エロで鳴らした悪友はすぐに引き込まれ、繊維問屋の闇に消える。聖人君子の私は見向きもしない。あとで、なんぼやと聞くと、たしか1000円程度の記憶。「おまえ、それより、寂しい病気なんかに効く薬たのむで、医学部やろ」と無理難題。エエ加減にクロマイやなと返事すると、脱兎のごとく近くの薬局に飛び込みクロマイをゲット。効くわけはない。その後一月は彼との接触は禁忌。「あんなおばはんら、もう、みんな、死んどるやろな」。時の流れの速さにしばし無言。悪友はおばはん達の為に黙とう。そして、しんみり、「ディープインパクトは種付け過多で死んだらしい。まあ、人でいう腎虚やな。俺もあぶないな」写真は天神祭りの花火。
by amitohyama
| 2019-08-01 12:52
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