2019年 05月 07日
高齢者の車の事故 |
10日間の連休終了。これだけ休んだのは40年以上前の留学の時以来。この間高齢者の車の事故が相次ぐ。テレビでは簡単に家族で話し合って免許を返却させるべきとの意見が多い。そうだとは思うがこれがなかなか難しい。母の場合、35歳ぐらいで免許を取り、病弱の父を職場まで送り迎え。父の死後は車を足のように使い、車を軸とした未亡人生活を満喫。高齢にさしかかると、次第に、周囲の仲間が母の車を頼りにする。老人会、ダンス、英語などの送り迎いに。母もそれがかなわんというものの嫌ではないふぜい。それが80歳近くになると、駐車時に縁石にあたることが多くなる、反射神経が鈍くなるなど,2台分のスペースのある車庫入れが・・、など、同乗していると危険を感じることもしばしば。90歳直前には、何度も運転を止めるように説得するも、そのたびに「楽しみを奪うのか!息子のすることではない」などといわれ、家庭内修羅場。車を乗り替える際に、トヨタにお願いして、使用中の車を引き取るとともに販売を中止してもらうこととする。前もって兄にも電話。母から恨み節が来ると、「運転を止めるのは当然やで」の返事を打ち合わせる。トヨタが新車を売らないとわかると、怒り心頭。トヨタの担当者に長々と怒りを(それ故我が家はトヨタ一本である)。豊中市役所、友達にまで電話攻勢。この怒りを見事に鎮めたのがアミーである。ただアミーにとっては迷惑だったかもしれない。身動きができないほど、ぎゅーと抱きしめられるなど母の愛情を一心にうけたのだから。母の今わの際に、「僕、わかるか?」と母の手を握った際に、「アミーちゃん」の返事が返ってきてもやむを得まい.高齢者の運転停止は家族だけでは難しい、これが実感である。写真はベランダで満開のジャスミント連休疲れのアミー、ジョリー。
by amitohyama
| 2019-05-07 12:20
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