2019年 04月 15日
今は昔 |
BSの番組表を見ていると「007」が。高校時代に始まったこのシリーズ。眠狂四郎とならんで一部の生徒に人気。ロシアより愛を込めて、ゴールドフィンガー、007は二度死ぬなど、今でも記憶が。吹き替えは若山源蔵(誤字?)。低音の声が、ピッタリ。人気の原因は当然「裸」である。当時日本では珍しいビキニ、巨乳がふんだんに。高校生の血をたぎらした。あたりを見回しながら、天王寺のアポロ座に一人で通ったものである。ゴールドフィンガーなんぞは名前だけでいやらしい妄想で胸を焦がした友達もいる、眠狂四郎は濡れ場がひそかな人気。大学に入ると酒、たばこが解禁。友人は風俗まで解禁。「007」を見ることもなくなった。 007とならんで目に入ったのが北里柴三郎。新1000円札の画像である。破傷風。ジフテリアなどで名高く、ノーベル賞を取り損ねたことでも有名。なぜこの名前が、というのは大学受験を思い出したのである。慶応の医学部は父親の母校、入試の科目もたしか数学、英語、物理か化学と少なく、さぼりの小生にとっては勿怪の幸いと受験。二次試験に進む。それまで無関心を装ってた父親が、面接で「尊敬する人物は?」と聞かれるから用意せよと。これや、と決めた人物が北里柴三郎。ネットなどない時代。あわてて、伝記物を読みあさり、面接に臨んだ。半世紀以上も前の話である。結果?当然極めてええ線で合格。そのまま進学していれば、慶応ボーイ。ブイブイいわせていたであろうに。合わせて受けた阪大にも合格。地元ということと、学費が月1000円(これを1500円に上げるという大学側のお触れが大学紛争の発端に、良き時代である)ということで、阪大を選び、完璧な大阪人に。この選択が人生をわけたとは。慶応ボーイの方が似合うと思うねけどな。写真はミニバラに囲まれるアミー、ジョリー:チュウチュウがお気に入りのアミー、黄色のフリージアと名前を忘れた今が盛りの花。
by amitohyama
| 2019-04-15 15:11
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