2018年 10月 18日
入試は機会均等が大原則。これを逸脱してはなりません |
公平で透明であるべき医学部の入試で不正が相次いでいる。東京医大に続いて昭和大学が。そして順天堂はじめ複数の大学の不正が指摘されつつある。昭和大学の記者会見。不正の認識はない、と。二浪と女性の受験者に不利な点数配分を裏で行っておきながらこのセリフ。呆れてしまう。これを不正と言わずして何が不正なのか。身の保身としか思えない。入試は機会均等。差別は許されない。それを犯す人間が命の尊さに差がないことを教える医学部の教員として相応しくない。まず、その事を恥ずるべき。さらに、先に発覚した東京医大。女性教授を学長にしたのは良いが、文春によるとこの人がマタハラで民事訴訟で訴えられたり、教室員へのパワハラで問題になったことも。身体検査はしたのか、はたまたとびぬけた研究業績はなく、ただ女性というだけで現理事長の側近から選ばれたのか。東京医大でもう一つ不可思議な人事が。矢崎義雄国際医療福祉大学名誉総長が理事長に。国際医療福祉大学といえば加計学園の次の標的は「ここやで」と言われるぐらい、ブラック。病院を買いまくり、それを附属病院と敷いて医学部を申請するも、医学部の場所と病院の場所が離れすぎており、実習には不向きなどの理由で認められない。代議士や官僚との何かでまみれた太いパイプを生かし、なぜが急に成田で医学部と附属病院の設置が認可。そのトップの人間である。自らの闇を払えない人間が東京医大の黒雲を払えるとは思えない。しかも82歳。東京には人がおらんのか、と思ってしまう。不正入試に関連する医学部は、藪をつつかれて蛇を出さされた、の心境だろうが、医学、学問を目指す若者の機会を自分たちの論理、女性医師は医療界を破壊するなど、で奪ってはならない。写真:冬近しを告げる綿の花が今年も咲きました。
by amitohyama
| 2018-10-18 13:06
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