2018年 08月 20日
理事長による私学の私物化、あきまへん |
東京医大の入試不正、日大の大学としての在り方が社会問題となっている。まず、男女共学をうたう大学で、入試に男女で差をつけるのはもってのほかである。確かに女医さんの専攻の偏りは問題があるが、それは社会として変えてゆかねばならない問題で、入試の機会均等を奪ってはならない。ましてや机の下でゴチョゴチョやるとは情けない。東京医大にしろ日大にしろ、トップに権力が集中し、「大学の為」を錦の御旗に私物化していると言わざるを得ない。これは日本レスリング協会とそれにつながる至学館大学もしかり、日本ボクシング協会も、「ボクシングのためや」の合言葉で反対派を抹殺にかかる。本質的に、「なんの為にその組織が存在するのか?」という大命題を権力、利権という魔物に憑りつかれて忘れてしまう。私もある私学の設置にかかわったことがる。その際,オーナー夫婦には、「大学で儲けようと思たらあきまへんで。病院経営と違ごて、人材育成の場でっせ。赤字覚悟でないと運営できませんよ」とこんこんと諭したものである。その時は、夫婦そろって、「もちろんでんがな」、と二つ返事。何とか大学の設置にこぎつける。この夫婦、えらい喜びようで、「先生、いつか学長をやってください」と満面の笑み。それから数年。教員は次々退職。聞けば、午前は病院で仕事、午後からは教育。経費節減である。教員は疲れ果てるのは当然。自由な研究時間はおろか、学生とのコミュニケーションを取る時間もない。良い教員は次々抜ける。学生に対してやさしくない大学。学生も敏感。開学時は充足していた学生も定員には達しなくなる。当然経営は悪化する。なぜなら、大学の収入は入学金と授業料が主体。オーナー夫妻は教員に、「なんでや、あんたらの教育が悪いから学生がこんねや」と八つ当たり。一度、「学生と教員を大事にせなあかんで」、と意見するも全く効果はなし。行く末が案じられる(あんまり、案じてないけど)。しかし、「先生、将来学長に来てください」の声かけがピッタリやんで久しい。(バスツアー。アミチャンはどこへ行くんやろと不安顔(下)。ジョリーは遊ぶで、と意気揚々(中)。真っ先に吉野川に入り、まさに泳ぐ寸前!、状態。カメラマンによる水中カメラの写真です。水の綺麗さが引き立ちます(下))
by amitohyama
| 2018-08-20 13:08
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