2018年 07月 09日
求道者に救いはあるか? |
エライ雨。それが明けると抜けるような青空。クマゼミやアブラゼミが鳴きはじめ、夏到来である。青空と洪水、自然は残酷。自然の不条理は古来、女心と秋の空、など女性の心に例えられる。今日は中年以後のおっちゃんの物語である。私は皆さんが認めるように、清く、正しく、美しく、をモットーにしている。しかし不思議と私の周りには、女の問題にまみれる友が多い。25歳違いの女性と再婚し悦に入る奴。彼女の存在がばれ、離婚、その彼女と結婚するも大病で病死、なぜか見舞いに来た妹と3度目の結婚を果たしたつわもの。女に尽くすも2度の離婚、それでも懲りずに愛の求道者と化したやつ。そして、先週、「ちょっと相談があるねん」と電話をよこして、飲むことになったやつもこのカテゴリー。この男、二股三股はお手の物。通いなれた新地のバーのママからは「あーたね。女にだらしがなさすぎるわよ。気をつけなさい」とこんこんと説教を受けた剛の者。その男が思いもよらぬことを。「今惚れてる女に男ができたみたいやねん。エライしんどいねん。連絡も取りずらいし。」「そんなん簡単やん。相手、独身やろ。相手のこと考えたら、きっぱり別れたらええやん。今までそうしてたんやん。」と私。彼の長すぎる話をまとめると、彼女とはこれまでの彼の遍歴とは似ても似つかぬ付き合い方。付き合って数年になるのに、まだ関係を持ってないとか。「とにかく、道は、きっぱりと分かれるか、嫁はんと分かれて求婚するか、無理やり行くか、のどれかやで」。すると彼、酔いも回り、呂律も不確かな口調で、「そいつ、エライ、独占欲強いみたいやねん。絶対、彼女、嫌気をさして、そいつと分かれると思うねん。その時まで待つのも手やで(私の心のつぶやき:お前、いつまで生きとるんや。とっくに死んどるで)。その時は,バシーっと行くでェ,バシッと。しやけどそれまでのツナギがいるな。」その挙句、「どっちにしても薬、これは共通項や。何とかならんか、友達やろ!」と。愛や女の求道者には救いがありません。単なるスケベーです。(夏が来た。遊ぶデーとアミー、ジョリー)
by amitohyama
| 2018-07-09 10:30
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