2018年 07月 06日
悲しいものですね、親とは |
青天の霹靂(青空に雷)とはこのことである。夕刻,yahooニュースで飛び込んできたニュース。文科省の次期次官と目されていた佐野局長が収賄で逮捕されたと。佐野氏を古くから知る我が身には信じられないニュースである。真面目な堅物ながら、大学の活性化には親身になって対応してくれた印象しかない。収賄とは程遠い人物と思っていたからである。その後、子供のために私学助成の便宜を東京医大に図ったとか。子供のこととなるとモウモクになるのだろうか。そう言えば30年近く前、久々に中高の友人から電話があったことを思い出す。理知的な潔癖症の美人の同級生であったが、電話の内容は「某私立の医大に子供をコネで入学できないだろうか。お金はいくらでも出すから」と。思わず、この子がそんなことをいうか、とのけ反った記憶がある。勿論丁重にお断りしたのだが。子供のこととなると我を忘れるものなのか。親の意図を子供が知らないとしても、知ってたとしても、いずれも子供のためにはならない。親というものは悲しい生物であることを再認識した。ただ友人として心配なのは、佐野氏の今後である。しかし、今はどうしようもない。この事件で明らかになった笑うに笑えない事実。加計学園傘下の2大学もこの助成を受けていること。元々国の研究費の配分は見かけは公平のようで、実は政治力主体で不公平で透明性を欠くものである。公にはならないと高をくくっていたのだろうが、天網恢恢疎にして漏らさず、である。(写真はレストランで籠に入れられてもおとなしく待っているジョリー、アミー)
by amitohyama
| 2018-07-06 11:30