2018年 03月 01日
裁量労働制は特殊な分野にのみ導入が筋 |
裁量労働制の今国会への提出を断念したとか。それはそれで良い決断。しかし、その根拠が厚労省のデータ不備にあり、基本的な姿勢、一般労働者への裁量労働制の導入、が変わらないとすると、困ったものである。時間により研究生活を縛られたくない人種、研究即人生の人種である研究者などには裁量労働制は適している。研究室に寝泊まりすることも、夜中に思いついて朝まで待てずにラボに直行することも、研究者独自の息抜きもできるからである。ある先生の退任祝賀会で、甲子園ネット裏に陣取って六甲おろしを歌う姿が延々と流されていたが、裁量労働制だからできることである。しかし、一般の労働者にこれを適用するのは経営者の人件費減らしと指弾されてもやむを得ない。 名前は忘れたがiPS9研究所の副所長が、研究者は競争が激しい、ねつ造はおきた後の対応が大事、と述べたらしい。これが本当なら「お前、アホか」、である。研究者間の競争が激しいのは今に始まったことではない。思い違いも甚だしいし、だからといってデータをねつ造していいわけはない。捏造ができない環境と教育を整備するのが管理者の役である。研究者としてのあり方の教育、研究環境の整備、研究費の透明化と公平性の担保、雇用制度の改革、あまりにも低い給料の改訂(国立大学大学教授の手取りが7.8百万程度)、などなど、このおっさんがやらなあかん問題は山積やろに。 さて、春一番。阪神の問題は先発投手陣と守備。今年こそ頼んまっせ。藤浪、小野。岩崎が先発。才木、新人の高橋が楽しみ。馬場はババやったかも。岩貞、唸りますね。まだ、開幕前。心穏やかな時。秋には?
by amitohyama
| 2018-03-01 11:19
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