2017年 01月 05日
山口百恵は今? |
穏やかな日和の正月でした。2月に僻地赴任の昔の仲間が大阪にやってきます。昭和62年、30年ちかくも前の話です。新婚まもなく、旦那が国循での研修、ということでわが方へ。私も、教授になり数年、まさに新進気鋭の時代でした。5月の連休前のミーティング。「当然、休みなしの研究三昧ですわ。プロでっせ」と何人かが威勢よくのたまう。ようやく、ええ雰囲気になってきたやん、と自己満足。それが暗転したのはわずか2日後である。朝刊のかたすみに、「阪大院生ら穂高で遭難、ヘリで救出さる」の小さい記事が。「あほなやっちゃ、若手には休みなぞないのに、そんな心構えやから事故るんや。どこのドイツや」と独り言。指導者の顔を見たいもんやと呟きながら出勤。どうも、部屋が騒がしい。なんと、遭難したのは無休で研究三昧のグループである。学部長には「指導が行き届かず申し訳ありません」と謝罪。思えば、この時から謝罪癖がついたのかも入れない。しばらくして、足をギプスでがんじがらめ、松葉杖の哀れな姿で塩垂れた風情でくだんの彼女が出勤。それでも、唇をとんがらせて、「先生!、階段なんとかなりませんか?けが人にはつらすぎます」。ギプスの足にけりを入れたのは当然の成り行きである。
あるとき、女性の留学生が、「小便をたれる」「スケベ」など上品な私なんぞが決して口にしない言葉を連発しているのを耳にする。これもすべて「すぐに役に立つ日本語講座」と称し、彼女が教え込んだのである。学生時代は山口百恵似と言われた、が口癖。S先生は、「おまえとこ僻地で電波が歪んどんねやろ」と断定、支持を集めていた。そんな彼女。deformerを最小限にとどめた山口百恵状態であろうか。
(写真:旅先でご満悦のアミー)
あるとき、女性の留学生が、「小便をたれる」「スケベ」など上品な私なんぞが決して口にしない言葉を連発しているのを耳にする。これもすべて「すぐに役に立つ日本語講座」と称し、彼女が教え込んだのである。学生時代は山口百恵似と言われた、が口癖。S先生は、「おまえとこ僻地で電波が歪んどんねやろ」と断定、支持を集めていた。そんな彼女。deformerを最小限にとどめた山口百恵状態であろうか。
(写真:旅先でご満悦のアミー)
by amitohyama
| 2017-01-05 11:25
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