東大の学生サークルによる暴行事件に続いて慶応でも。一昔前のサークルの問題といえばカルトサークル、その一昔前は過激派、である。学生のサークル活動も大きく様変わりしているようだ。古くは夜這い、現在までつづく覗きなどは、かわいく見えるぐらいである。大学の学生サークルは一体、何のためにあるのか。これではその辺のホスト集団と何の変りもない。学生の質から言えば、受験勉強偏在の中学、高校時代の教育の在り方を変えたほうが良い。勉強ができることと、学問ができることは異なる。先端科学の遂行には倫理観、世界観が求められるのだから.振り返って、我々の学生時代、僕は無縁であったが、友人間では、女遊びは隠れてやるもの、と相場が決まっていた。W君が、お風呂に行ったとき、後輩のS君と待合室で鉢合わせ。W君いわく、「Sのやつ、コートの襟立てて顔、隠しよんねん。挨拶ぐらいしたらええのに」。W君が怒る気持ちもわからあいではない。Sは普段から、「俺には女がようけおる。風俗に行くなんて、かすじゃ」、というように取り澄ました男。いずれにせよ、この二人の下半身には人格がなかったのですな。親に内緒でビニ本を買い、布団をかぶって、懐中電灯の灯りを頼りに・・・・、という時代の話。(写真;アミ・ジョリも首をかしげる世相です)
さて、うつ状態のタイガースファン。CS,日本シリーズなど、よその世界の話。ドラフトも意外な結果に。来年への不安がうつを進行させる。そんな折、元同志社の平尾氏死去の知らせ。関西ラグビー全盛期をの立役者である。彼を見て同志社、関西の大学ラグビーのファンになった人も多いと思う。北のはずれの安いバーで何度か見かけるようになり、挨拶を交わしたこともある。そのバーも今はない。時代は遷ろうがあの時代の再現を祈るのは関西のラグビーファンばかりではない。