2016年 09月 26日
豊洲の超小型版が我がほうでも? |
豊洲の問題がえらい騒ぎになっている。そもそも、汚染まみれの土地に生鮮食品市場を移転させる不思議さ。盛り土、技術など都の設定した審議会の決定を無視して設計図が決定する不思議、誰もその過程を知らぬ存ぜぬの不思議。ありえないことである。2011年3月地下空間なしとして業者に発注した設計が6月には地下空間を設置した設計を都として認めている。この3か月にまるで幽霊がこの変化を決定した雰囲気、まさに都は魑魅魍魎の巣窟の態を示している。建築担当の部署がこの変化を知らないはずはない、ましてや業者が建築部署よりの要請なしに設計を変更するはずもない。この3か月、変更を提案した建設関係の都の職員、少なくともそれを了承した上司、がいるはずで、「すんませんでした、私らが指示しました」と早く名乗り出たほうが身のためである。
さて、この問題を受けて,「ように似とるがな」と感じた事案が我がほうにもある。それは成人病センターの入札の件である。小生が着任した直後、4年前のこと。事務方より「竹中が落札しました」との報をうけ、「そうか」とそのままに承認。もちろん、入札の委員会が決めたことで、小生に異議を申し立てる権利はない。その事を取り上げているのではない。入札にあたって委員会でどのような議論がなされたかが問題なのである。後日、アミニティをどうするかが問題となり、患者さんの為にも科学的なエビデンスに基づき、しかも味の良いレストランの誘致をしなければならない、喫茶その他も同様である、との合意のもと、我々が業者の選別に取りかかる。しかし、事務サイドから、「それは三菱電機が担当しますので、我々の関与するところではない」との意見。その後、小生らが激怒したいきさつは「ダイヤマーク」のところで触れたが、簡単に結論だけを述べる、結局、「業者を探していただくのは結構ですが、決定数のは三菱です」が事務と三菱の意見。要するにどんなにいい業者を持ってきても三菱の推薦する業者が選ばれる、ということである。追い打ちをかけるように、「契約ですから」。これを受け、まさに無念の撤退である。さて、問題は入札委員会がなぜ三菱を選んだかである。入札委員会には小生は関与しない(公平を期するため)。当時の事務局長が委員として参加していた。竹中以外にも数社が応募してきたが、「総合点で選びますが、建築費の安いほうが望ましいですね」の事務局長の言葉、また阪大の移転の時は単純に建設会社の選定であったことから、今回も建設会社を決める入札とばかり信じていた。ところが、ところがである。竹中は三菱と組んでアミニティまでひっくるめての提案、他の建設会社も同様であったのでしょう。病院は患者のための施設である。一番肝心な患者サービスを俎上に載せずに金額だけの議論で決まったとしたら、委員会の資質が問われるし、事務局長をはじめとする委員の責任も重い。しかお竹中に決まったことは効いているが三菱がひっついているとh聞いていない。次回某病院が建て替える際にはこの愚は断固として避けなければならないし、患者目線の欠如したアミニティを作ろうとする業者は排除せねばならない。先の豊洲では生鮮食品を扱う上での「安心安全」の目線が欠如。わがほうでは病院の主役である患者目線の欠如。箱ものであれば、従来のやり方通りの役人目線。情けない限りではあるが、この付けが患者に回らないよう、新成人病センター(大阪国際がんセンターと名称変更)では、近隣大手前病院や重粒子センターとの共同診察券の共有化、オープンスペースの患者への開放、がん患者の就労支援、患者さん目線から考えるがんの栄養、食事ガイドブック、外来の予約の簡便化、個別化医療のためのがん生体バンクの設置など、様々な工夫を凝らした取り組みが進行中である。禍を転じて福と為るように。(アミーちゃん、良く食べるようになり、明るく、元気です。歯が痛かったのでしょね。かわいそうなことをしました。)
さて、この問題を受けて,「ように似とるがな」と感じた事案が我がほうにもある。それは成人病センターの入札の件である。小生が着任した直後、4年前のこと。事務方より「竹中が落札しました」との報をうけ、「そうか」とそのままに承認。もちろん、入札の委員会が決めたことで、小生に異議を申し立てる権利はない。その事を取り上げているのではない。入札にあたって委員会でどのような議論がなされたかが問題なのである。後日、アミニティをどうするかが問題となり、患者さんの為にも科学的なエビデンスに基づき、しかも味の良いレストランの誘致をしなければならない、喫茶その他も同様である、との合意のもと、我々が業者の選別に取りかかる。しかし、事務サイドから、「それは三菱電機が担当しますので、我々の関与するところではない」との意見。その後、小生らが激怒したいきさつは「ダイヤマーク」のところで触れたが、簡単に結論だけを述べる、結局、「業者を探していただくのは結構ですが、決定数のは三菱です」が事務と三菱の意見。要するにどんなにいい業者を持ってきても三菱の推薦する業者が選ばれる、ということである。追い打ちをかけるように、「契約ですから」。これを受け、まさに無念の撤退である。さて、問題は入札委員会がなぜ三菱を選んだかである。入札委員会には小生は関与しない(公平を期するため)。当時の事務局長が委員として参加していた。竹中以外にも数社が応募してきたが、「総合点で選びますが、建築費の安いほうが望ましいですね」の事務局長の言葉、また阪大の移転の時は単純に建設会社の選定であったことから、今回も建設会社を決める入札とばかり信じていた。ところが、ところがである。竹中は三菱と組んでアミニティまでひっくるめての提案、他の建設会社も同様であったのでしょう。病院は患者のための施設である。一番肝心な患者サービスを俎上に載せずに金額だけの議論で決まったとしたら、委員会の資質が問われるし、事務局長をはじめとする委員の責任も重い。しかお竹中に決まったことは効いているが三菱がひっついているとh聞いていない。次回某病院が建て替える際にはこの愚は断固として避けなければならないし、患者目線の欠如したアミニティを作ろうとする業者は排除せねばならない。先の豊洲では生鮮食品を扱う上での「安心安全」の目線が欠如。わがほうでは病院の主役である患者目線の欠如。箱ものであれば、従来のやり方通りの役人目線。情けない限りではあるが、この付けが患者に回らないよう、新成人病センター(大阪国際がんセンターと名称変更)では、近隣大手前病院や重粒子センターとの共同診察券の共有化、オープンスペースの患者への開放、がん患者の就労支援、患者さん目線から考えるがんの栄養、食事ガイドブック、外来の予約の簡便化、個別化医療のためのがん生体バンクの設置など、様々な工夫を凝らした取り組みが進行中である。禍を転じて福と為るように。(アミーちゃん、良く食べるようになり、明るく、元気です。歯が痛かったのでしょね。かわいそうなことをしました。)
by amitohyama
| 2016-09-26 12:20
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