温暖化で早まったとはいえ、今年の桜の満開は入学式、入社式に合わせたように。千里の桜は有名でまさに爛漫である。この時期には家族のことで思い出すことが二つ。1972年4月11日、桜の満開の日のお通夜。激しい雨であったこと、そして「来年は見に来れないかもね」と毎年言っていた母の言葉である。華やかで澤やかな4月ではあるが一抹の侘しさも伴う月でもある。 4月は新人を迎える月である。大阪府では入社式と言わずに入職式と呼ぶ。耳にしたときは北海道開墾、あるいは植民地を連想し、なんやねん、と感じた。4年たってようやく意味を悟った(誰にも聞きにくいので)。それぞれが希望と不安を持って新生活をスタートするのである。現役だったころはこの月に新人の個性と能力を見極め、グループ分けしなければならず、結構気合の入った月であった。3人の関係者が今年4月より教授としてスタートする。琴奨菊のように1回の優勝で浮かれポンチになり、ちやほやされ、自分の力を見失い、結果、目標もなくしてしまうことのないように願いたい。教授や、というてちやほやする、耳の痛いことも誰も言わない、そんな周囲にまどわされず、いま携わっている研究に精進してもらいたい。ちょっと、心配な奴が一人いますのや。先月奈良先端を退職したS先生の記念祝賀会、素晴らしかったです。そんな暖かい血の通った仲間に恵まれることを祈ります。(写真は千里の桜と桜見物の途中、被写体にされ不機嫌なアミジョリです)
消費税先延ばしになりそうです。それはありがたいのですが、そのセレモニーとして外国の経済学者をよんで、「えらい学者が言うから」というポーズはいかがなものか。安全保障の時は「学者のいうことはしょせん机上の論理」と排除したのに。日本の学者はあほで舶来ならOK?一時代前の感覚.暴言続きの与党。国民をなめとったら、そのうち、やで。