2016年 03月 17日
不祥事まみれの巨人、阪神もちょっと。 |
3月は阪神ファンにとって、一番心安らかな時である。なんせ、ペナントレースに入れば、心休まる日はないのだから。監督も変わり、新戦力の台頭も期待できそうな今季、巨人の調査不十分で(巨人得意の臭いものには蓋作戦)、新たに賭博関与者が文春により暴露。主力マスコミの読売、自らの不祥事には知らぬ顔。大読売の調査網は張り子の虎。それはさておき、巨人のことやからまだおるで、と思っていたら、そのとおりになった。なぜか4人目の男、なぜか、高木にだけ記者会見、お涙頂戴のシナリオで幕引きをはかる。あのよどみないしゃべり。ほとんどつっかからない。やさしい人が怖い人になった、といい子ぶりっこ。読売の指導のもと、リハーサルを繰り返して臨んだとしか思えない。それが功を奏して、高木への同情論が。ところが絶好調、文春砲がさく裂。円陣で声をかけてその試合に勝ったら万単位の金が声をかけた選手に入るとか、ノックなどで失敗したら罰金を取るとか、巨人での金にまつわる話が噴出。阪神もやばいのとちゃうか、と思っていたら案の定、円陣と金の問題が発覚、他球団でも同様な事態に。賛否両論が飛んでいるそうな。問題を整理してみる必要がある。これらの金が個人に入っているのか、一定金額になれば選手全体で使う、あるいは寄付しているのか、が重要な点だと思う。個人に入ることは公的スポーツともいえるプロ野球ではあってはならない。ゲン担ぎという巨人に言い訳は笑止である。さらにモチベーションを上げるためとの意見もあるが、そうならば、球団がフロントが、首脳陣が身銭を切るのが普通である。選手の金に頼るのはあまりにセコイ。 膿を出し切って、という意見が多数であり正論であるが、果たして巨人に、巨人びいきのNPBにできるだろうか。2004年7月近鉄ーオリックスの合併、1リーグ制に渡辺、堤、宮内らが画策。「群れインことを言うな。たかが選手が、分をわきまえろ」という古田に向けられた渡邊のセリフがテレビで流れ、世論の反発をくらい、1リーグ制が流れた。その年の8月、2004年、明治大学一場に200万の裏金を渡していることが発覚、渡邊オーナーは辞任に追い込まれた。しかし、その後1年足らずで球団会長に復帰。2014年巨人軍の最高顧問就任。辞任中も、その後も、巨人の支配者として専横政治を極めたことは清武の乱で明らかとなった。このような男が辞任したとて、形だけ出ることは明々白々である。ファンはそのことは十分わかっている。だからこそ、ファンを裏切り続けたダーティな闇が巨人の人気の低迷の源であることを首脳陣は知るべきである。
(ペナントレースの開幕よりおやつが待ち遠しいアミー、ジョリー)
(ペナントレースの開幕よりおやつが待ち遠しいアミー、ジョリー)
by amitohyama
| 2016-03-17 11:11
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