2015年 04月 30日
食と桜 |
弘前大学医学部子供の発達科学研究センターの開所式が弘前で。なぜ4月28,29?かと。もしや僕の誕生日に合わせたかと。でも違う心配りでそのあたりが例年弘前の桜が満開になるので、という中村教授の心配り。でも異常な暑さでソメイヨシノは葉桜。ところが枝垂れが満開。本数が多く、見ごたえがあった。
弘前城では花見の宴会もちらほら。花見と言えば弁当である。松花堂弁当は有名であるが昭和初期に吉兆の湯木貞一氏が開発したものとか(以下日航の雑誌の受け売り)。茶人の松花堂が使用している物入れを見て弁当箱を十字に仕切り煮物、焼き物、造りなどを分けて入れる。そうすると臭いも映らないし、見た目もきれい。食とそれを食する人へのやさしさ。料理人の心が伝わりますね。高麗橋吉兆も原点に戻り、食器で食べさすより、味と心を提供してほしいものである。一週間前、東京で夕食をとる機会があった。怖そうな顔をしているおっさんに、「だしは、羅臼昆布ですか?」と聞くと「うちは真昆布だよ」と胸を張る。ちなみに羅臼は味の濃い関東で多用、真昆布は食材を生かす大阪で多用される。期待に胸ふくらまして、タケノコの筑前煮を。出てきたのを見るとだしがエライ茶色い。不安がよぎる中、口にすると味が濃くて新タケノコも泣きそう。食材もだしも生かしきれない腕。東京に期待したのが間違いであった。ちなみにその店は銀座1丁目である。
さて、弘前での講演。箱根の堰の西東の差は講義をいているとよくわかる。関西で受けるジョークが箱根から東では全く受けない。つかみでの笑いが取れないと、しゃべる方も落ち込んで、淡々と進めてしまう。心して臨んだが、意外と受けて自己満足。
弘前城では花見の宴会もちらほら。花見と言えば弁当である。松花堂弁当は有名であるが昭和初期に吉兆の湯木貞一氏が開発したものとか(以下日航の雑誌の受け売り)。茶人の松花堂が使用している物入れを見て弁当箱を十字に仕切り煮物、焼き物、造りなどを分けて入れる。そうすると臭いも映らないし、見た目もきれい。食とそれを食する人へのやさしさ。料理人の心が伝わりますね。高麗橋吉兆も原点に戻り、食器で食べさすより、味と心を提供してほしいものである。一週間前、東京で夕食をとる機会があった。怖そうな顔をしているおっさんに、「だしは、羅臼昆布ですか?」と聞くと「うちは真昆布だよ」と胸を張る。ちなみに羅臼は味の濃い関東で多用、真昆布は食材を生かす大阪で多用される。期待に胸ふくらまして、タケノコの筑前煮を。出てきたのを見るとだしがエライ茶色い。不安がよぎる中、口にすると味が濃くて新タケノコも泣きそう。食材もだしも生かしきれない腕。東京に期待したのが間違いであった。ちなみにその店は銀座1丁目である。
さて、弘前での講演。箱根の堰の西東の差は講義をいているとよくわかる。関西で受けるジョークが箱根から東では全く受けない。つかみでの笑いが取れないと、しゃべる方も落ち込んで、淡々と進めてしまう。心して臨んだが、意外と受けて自己満足。
by amitohyama
| 2015-04-30 11:36
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