2014年 12月 26日
立派な調査報告でした。それに引き換え、理研の幹部は。 |
小保方問題について、理研の外部よりなる調査委員会報告があった。大変緻密にかつ理詰めの報告で感心した。一方理研サイドの会見は自己防衛が目についた。あのようななぜ2月より各方面から指摘されてきた疑義に答えようとせず、6項目の疑義の調査に歪曲したのか。おような大演出を行った理研だからこそ、精緻な調査を迅速にすべきであった。特定法人のことばかり頭にあり、ことの重大さを認識する科学者の心が理事には欠落していたとしか思えない。今日公表された調査を最初から行っていたら、笹井氏の自殺も防げたろうし、検証実験というばかげたことも必要なかった。その責務は重大であるが言を左右して理事の責任を取ろうとしない感性にはあきれ果てた。
今回の調査経過は理事長および研究担当理事には報告されていたはずである。そうでないとしても、5月以降理研内外の研究者からSTAP細胞はES細胞であるという科学的証左が示されてきたし、今回の調査を理研の研究者が担ったわけであるから、ESの混入であることは相当以前より知っていたはずである。何故迷走したか、理解に苦しむ。しかも、小保方氏の21日付退職も認めている。退職者は処分の対象にならない。理研幹部はES混入という事実、付図の捏造という事実を知りながら、小保方さんの退職を認めたこととなる。また期を同じくして文科大臣が「理研は説明責任を果たした。特定法人への道が開けた」とコメント。これからはゲスの勘繰りであるが、小保方氏が理研の内部事情は公言しないことを条件に、文科省ライフサイエンス科、理研、小保方氏との間で裏取引でもあったかと疑ってしまう。これ以上問題が起きると理研の特定法人化は消えてしまうからである。なんのための特定法人化か、一度原点に返って考えてほしい。科学者の心がない科学の殿堂をつくってよいものかと、理事たちがその殿堂にふさわしい人格を有しているかも。
今回の調査経過は理事長および研究担当理事には報告されていたはずである。そうでないとしても、5月以降理研内外の研究者からSTAP細胞はES細胞であるという科学的証左が示されてきたし、今回の調査を理研の研究者が担ったわけであるから、ESの混入であることは相当以前より知っていたはずである。何故迷走したか、理解に苦しむ。しかも、小保方氏の21日付退職も認めている。退職者は処分の対象にならない。理研幹部はES混入という事実、付図の捏造という事実を知りながら、小保方さんの退職を認めたこととなる。また期を同じくして文科大臣が「理研は説明責任を果たした。特定法人への道が開けた」とコメント。これからはゲスの勘繰りであるが、小保方氏が理研の内部事情は公言しないことを条件に、文科省ライフサイエンス科、理研、小保方氏との間で裏取引でもあったかと疑ってしまう。これ以上問題が起きると理研の特定法人化は消えてしまうからである。なんのための特定法人化か、一度原点に返って考えてほしい。科学者の心がない科学の殿堂をつくってよいものかと、理事たちがその殿堂にふさわしい人格を有しているかも。
by amitohyama
| 2014-12-26 13:42
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