2014年 07月 18日
早稲田の死、理研の死、日本の科学は瀕死 |
いやあ、驚きましたね。やっぱりか。昨日の早稲田の調査委員会報告。学位については医学博士が最も軽い博士かと思ってましたが、超軽量の、いやディプロミル的な、中国かと間違うような盗作捏造OKの学位が存在するとは。
科学論文は不正があった時点で科学論文としての価値を失います。科学的価値を失った論文で学位を認定するとは。国際的に見れば、日本博士号の価値を喪失させたことになります。早稲田出身で官邸にも近いこの弁護士は科学のことがわかっているのでしょうか。日本の科学的地位を失脚させた張本人です。私が捏造事件に携わった時は、「科学的たちばで結論を出すこと、裁判の勝ち負けは二の次」の決意で進めましたし、その時委員に入っていただいた弁護士さんも「それは当然」と合意していただきました。今回の委員期の不思議なところは科学に無知な弁護士で委員長あることです。しかもその調査たるや本人からの聞き取りの二様を信用するなどお粗末極まりないものですが、それでも、不正はあったと。故意か、過失かについては過失と。彼女は何度も過失をするものだと感心します。
昨日の調査結果と理研の一連の対応は野依、竹市氏をはじめ、過去国際的にリーダーシップをとってきた人たちによるものです。「捏造は過失と主張すれば、是非は問われない」、そのような印象を若い研究者に与え続けています。この罪は万死に値すると断じてもいいでしょう。彼らそして我々世代は、科学とはなにか、科学者捕り手の矜持、そして日本が科学立国として発展する道を若い人に示さねばならないのに。
早稲田では小保方さんの学位を剥奪すれば数百人に類が及ぶと恐れたのでしょうか。早稲田、理研とも、あのあほな下村大臣(幸福の科学の出版社から本を出したり、親学に深く関与している早稲田出身の人)はじめ、文科省、その上からの圧力があったのでしょうか。早稲田は大隈重信の見学の精神にある、学問の独立、を守ってほいいものです。また早稲田の総長や理研の理事は教育再生委員会のメンバーです。これも笑えますね。これでいいのでしょうか。普通の心を持つ人なら、辞職してますよね。
まだ不思議なことがあります。何かというと彼女が「下書き」と称した論文を3年後に再提出してそれが認められる不思議さです。彼女が学位を授与されるには本論文を事務に提出してなければなりません。またその期限も定められているはずです。本論文を提出したからこそ、学位記が授与されたのです。だから「下書き」が国会図書館で公開されているのです。下書きに学位を授与するなんてありえません。ましてや本論文提出が何年たってもOKなんて、そんな大学は普通ではありえないでしょう(早稲田なら?)。学位規定を調べる必要がありますね。それと、早稲田では確か中国人が論文の内奥を盗作(コピー)したとして学位を剥奪されています。小保方さんはよくて彼はなぜ剥奪なのでしょう。
日本の科学、どうなるのでしょうか。心配です。
科学論文は不正があった時点で科学論文としての価値を失います。科学的価値を失った論文で学位を認定するとは。国際的に見れば、日本博士号の価値を喪失させたことになります。早稲田出身で官邸にも近いこの弁護士は科学のことがわかっているのでしょうか。日本の科学的地位を失脚させた張本人です。私が捏造事件に携わった時は、「科学的たちばで結論を出すこと、裁判の勝ち負けは二の次」の決意で進めましたし、その時委員に入っていただいた弁護士さんも「それは当然」と合意していただきました。今回の委員期の不思議なところは科学に無知な弁護士で委員長あることです。しかもその調査たるや本人からの聞き取りの二様を信用するなどお粗末極まりないものですが、それでも、不正はあったと。故意か、過失かについては過失と。彼女は何度も過失をするものだと感心します。
昨日の調査結果と理研の一連の対応は野依、竹市氏をはじめ、過去国際的にリーダーシップをとってきた人たちによるものです。「捏造は過失と主張すれば、是非は問われない」、そのような印象を若い研究者に与え続けています。この罪は万死に値すると断じてもいいでしょう。彼らそして我々世代は、科学とはなにか、科学者捕り手の矜持、そして日本が科学立国として発展する道を若い人に示さねばならないのに。
早稲田では小保方さんの学位を剥奪すれば数百人に類が及ぶと恐れたのでしょうか。早稲田、理研とも、あのあほな下村大臣(幸福の科学の出版社から本を出したり、親学に深く関与している早稲田出身の人)はじめ、文科省、その上からの圧力があったのでしょうか。早稲田は大隈重信の見学の精神にある、学問の独立、を守ってほいいものです。また早稲田の総長や理研の理事は教育再生委員会のメンバーです。これも笑えますね。これでいいのでしょうか。普通の心を持つ人なら、辞職してますよね。
まだ不思議なことがあります。何かというと彼女が「下書き」と称した論文を3年後に再提出してそれが認められる不思議さです。彼女が学位を授与されるには本論文を事務に提出してなければなりません。またその期限も定められているはずです。本論文を提出したからこそ、学位記が授与されたのです。だから「下書き」が国会図書館で公開されているのです。下書きに学位を授与するなんてありえません。ましてや本論文提出が何年たってもOKなんて、そんな大学は普通ではありえないでしょう(早稲田なら?)。学位規定を調べる必要がありますね。それと、早稲田では確か中国人が論文の内奥を盗作(コピー)したとして学位を剥奪されています。小保方さんはよくて彼はなぜ剥奪なのでしょう。
日本の科学、どうなるのでしょうか。心配です。
by amitohyama
| 2014-07-18 12:25
| 生命科学
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