2014年 07月 09日
女性教授が生まれました |
旭川医大皮膚科の教授に山本明美氏が満票で決まりました。私どもの門下では女性教授は5人目、医学部では二人目です。発令までよっぽどの羽目を外さない限り確定です。彼女は30年前、私が教授になった時、北大出身の生化学の教授に紹介され私のところにやってきた、まさに初期の大学院生です。皮膚の免疫電顕でSP,CGRPなど当時としてはパイオニア的仕事でした。一番の珍事は5月の連休、当然教室員は無休で仕事です。彼女は確か実家に帰るとかで休暇。ところが、二日後の朝刊にでがでかと「阪大医学部院生ら山で救助!」なる見出しが目に飛び込みます。「あほな奴がおるな。仕事せんからや。どこの部屋の奴や?」、と新聞に目を通すと、わがほうの大学院生たちではないですか。しかも一人は滑落して骨折。「こいつら、何が実家やねん」と。まさに天網恢恢そにしてもらさず、です。翌日、骨折したのは彼女と判明。当時の医学部は戦前の建物でエレベーターは軍に供出して階段のみ。「なんでエレベーター、ないんですか」とブツブツほざく彼女に、「天罰じゃ!」の言葉の嵐。彼女、自称北海道の山口百恵(旭川は寒すぎて、テレビがひん曲がってんのんとちゃうかと、ののしられていましたが)の力量ならうまくゆけば一軍を引っ張れるかもと期待してましたが、肩の荷を下ろした思いです。いい部屋を作ってくれるでしょう。
女性登用の声は高くなっていますが、パーセンテージまで決めるのはいかがなものでしょう。実力のない女性が上に立つとその人にも組織にも悲劇です。外圧が架ったから、というのではどうでしょう。その組織で普段から差別なく、いい人材を育てるという風土を形成することが大事です。また男はえてして女性の色香に迷いがちです(どこかの組織も色香に溺れた?)。女性もそれを武器にしないよう願いたいですね。
女性登用の声は高くなっていますが、パーセンテージまで決めるのはいかがなものでしょう。実力のない女性が上に立つとその人にも組織にも悲劇です。外圧が架ったから、というのではどうでしょう。その組織で普段から差別なく、いい人材を育てるという風土を形成することが大事です。また男はえてして女性の色香に迷いがちです(どこかの組織も色香に溺れた?)。女性もそれを武器にしないよう願いたいですね。
by amitohyama
| 2014-07-09 14:10
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